Android ミニ PC MK802IIは使える
2012年09月02日 日曜日
せっかくの週末なのに、昨日からここ東京多摩地区では、猛烈な集中豪雨が幾度となく襲って来るという状況。
これじゃ、自転車で出かけられない。残念。
そこで、久しぶりにITネタであります。
実は、また、へんな物を買ってしまいました。
これです。↓
あのね、キーボードとマウスは大きさがわかるように置いただけです。
かわいい、箱でしょ。
こんな小さい箱だけど、この中にPCが入っているんだよ。
で、中に入っていた本体はどんなものかというと、これです↓
あのね、マウスは関係ないよ、大きさがわかるように置いただけだから。
この、USBメモリーを一回り大きくした程のスティック。これで、PCなのです。
Rikomagic MK802 II といいます。
これを、HDMI端子があるテレビに差すと...
こんな風に、アンドロイドが立ち上がっちゃいます。
しかもandroid 4.0 あいすくりーむさんどうぃっち
すごい!面白い!この時点でもう買いだ!
で、いくらするの? と、調べてみると、中国の直輸入のサイトで66ドル、しかも日本へ送料タダ。
安い!絶対買いだ! で、納期はどのくらい?2日+15日? そんなに待ってたら新製品出ちゃうんじゃない? なに、15ドル追加するとFEDEXで2日+3日で届く? それ、のった! 15ドル追加で買う!
と、いうわけで、速攻買いして、先日届いたんですよ。
実は、この製品は新製品で、その前のモデルはamazonでも買えるのだが、なんか遅くて使い物にならないという噂があって躊躇していたのだが、今回のはCPUがデュアルコアになって、メモリーも倍の1GBとなったそうなので、先回りしてわざわざ中国サイトから買ったのであります。
しかし、普通のテレビに差して画面を指で突っついても普通反応しないよね、スマホじゃないんだから。
ご安心を...このPCはUSBホスト端子を持っていて、そこにマウスやキーボードを差せばそれで操作できるのだ。
て、ことは、USBの無線キーボード+マウスセットがあると便利だね...と、いうわけで、amazonで買っておきました。エレコムのTK-FBM031BKというやつです。三千円ちょっとで買えました。
使ってみると、おー、家のwifiに難なく繋がった。ブラウザーもちゃんと動く。やった、すごい!
で、これ、何に使うの?
我が家はすでに総数が計り知れない程のPCがあるのだ。また増えた...
しかし、今回はちゃんと目的があるのだ。第一義的目的は..
メディアプレーヤー
我が家の音楽や動画のメディアはすべて家庭内LAN上のDLNAサーバーに蓄積されている。
このPCがあれば、テレビに差すだけでどこのテレビでもそれが見られるようになるはず。
アンドロイドでは、skifaというという無料のアプリでDLNAメディアを扱うことが出来るようなので、早速、Google Playからインストールして見ると、全く問題なく、我が家のサーバーのコンテンツを再生できました。
なお、参考のため、述べておきますが、サーバーはubuntu server上で動いているMediatomb。
アンドロイド側には動画プレーヤーとしてMX動画プレーヤー、音楽再生用に、Rock Player lite(これでwmaも再生可能)(いずれも無料)を入れてあります。
これで、メディアを選んで音楽再生、動画再生可能。
実に快適だ。
↑はうちの息子がサーバーに入れた、ジブリの「耳をすませば」を見ています。
ここまでは、期待通りの動きだ。
あとは、HDレコーダーで録画した地デジ番組とかのDTCP-IPで保護された動画を見られたら最高なんだが...
この、DTCP-IPというのが曲者で、ちゃんとしたメーカー製の製品だけが許可を得ている様子で、普通のPCのアプリや、インチキ臭いハードウエアだと、まず見られないんだよね。
しかし、うちの息子は、アンドロイド4.0上で、twonky beam というアプリを動かす事で、DTCP-IPで保護された動画もスマホで見ることが出来る事を発見したのであります。
実際、私のスマホはすでに4.0なので、アプリを入れて試したところ、あっさり見られました。
それならば、この実にインチキ臭い中国製ミニPCでもひょっとしたら行けるかも?
なにしろ、アンドロイド4.0(コードネーム:あいすくりーむさんどうぃっち)搭載だし。
で、やってみました、結果は....
アウト〜!
う〜ん、なんで?というか、やっぱり、というか...
これがOKならば、今後の家庭でのメディアプレーヤーはこれで決まり!と言えたのに。
なお、YouTubeなんかは、全然問題なく快適に見られます。
ブラウザーはFirefoxでOK。
まあ、Firefoxあたりになると、私の最新のスマホに比べると少々動作が重い感じがしないでも無いが...
その辺は、所謂、中華タブレット並みのパフォーマンスと思っていただければ良いようであります。
なお、IMEはshimejiを入れて使っています。Google日本語入力は重すぎてダメだった。
全体の動作が重くなって来たら、TaskControlというアプリで、一旦全てのアプリをバシッと終了させると、復活します。
なお、これらのアンドロイドの画面のスナップショットは、airdroidというアプリでPCにwifi経由で繋いで、PCのブラウザーから撮ったものです。
以前は、PC上のandroid sdkと開発モードで繋いでやっと画面のコピーが撮れるという状態だったのに、これはブラウザーで撮れてしまうので非常に便利。
このアプリ、ファイルの交換も簡単だし、なかなか良いです。
さて、このミニPCの使いかたですが、これだけちっちゃいとアイディア次第で、色々使い道はあるのではないかな?
例えば、今後のプロジェクターはHDMI入力は当たり前になるだろうから、このスティックとマウスだけ持って行けば、ノートPC無しでプレゼンやデモが出来るだろうし。プレゼンの原稿はGoogleDocs等のクラウドに入れて置けば良いだろうし。ネット接続はスマホのwifiテザリング経由で繋げばOKだし。
友達の家に持って行って、茶の間のテレビに繋いで、SDカードに入れた動画を見せて自慢するとか..(SDカードスロットももちろんあります)
なお、電源はマイクロusb端子から給電となっているので、usbの電源アダプター(か、PCのUSBに繋いでもOK)は別途必要です。
ところで、一通り使ってみて、充分使える製品という結論ですが、一部気づいた問題点は今のところ以下のようなところ。
- 無線で繋いだキーボードの一部のキーが合っていない。例えば、「@」のキーを押すと「[」が出る。この場合は、その文字だけ画面上のソフトウエアキーボードをマウスで押して凌ぐ。
- 我が家の茶の間のTVだけ、なぜか画面の色がおかしい。三原色の緑が欠けているのか異常に紫掛かった色になる。
2の問題は実は致命的な問題で、本来茶の間で使おうと思っていたのに、使えない...
これは、テレビにHDMI端子が無くて、なぜかDVI端子があるので、HDMI-DVI変換ケーブル経由で繋いでいて、しかも間にAVアンプが挟まっているという、我が家のテレビ側の特殊事情による問題と思われます。
悔しいので、HDMIをs端子およびコンポジットに変換する機械をamazonでオーダーしてしまった。
LKV381という機械です。
なんだか、本体より、周辺機器の方が高く付いて来た...
本日の走行距離 0km
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