日鉄鉱業洞窟伝説 日の出町 白岩滝で涼む
2014年08月11日 月曜日
お盆休みに突入したというのに、土日は台風で、家で動きがとれなかった。2日損した。
で、今日は台風一過で良い天気なので自転車で出かけてきましたよ。
日の出町の白岩の滝というのは、何度も行っていて、すでにブログにも何度も書いたり、実際2週ほど前にも行ってきたばかりなのだが...
あえて、再度向かう理由は以下の3点
- まだ台風の影響で風が強いので、山の上の方に行くのは恐い
- 大雨の後なので、滝は流れが豪快になっている?ような気がする
- 2週前に行った話をしたら、友人が白岩の滝の入り口に石切り場の洞窟があるという話をしてくれたので、確認してみたい
と、いうわけで、自宅国立を自転車で出発。
武蔵五日市駅前、ここを右折して秋川街道を日の出町方面へ。
お〜、つるつる温泉御用達の青春号がいた。
つるつる温泉入り口の信号を左折すると、左側が平井川、右側が尾根という感じの道になります。
暑ち〜い
ダメだ、おじさん、まだ体が暑さに慣れてきていない。じわじわとした登りにバテバテになってきた...
ちなみに、右側の尾根は「通矢尾根」といって、その昔、平将門を追った藤原秀郷軍の放った矢が将門をかすめてこの尾根を超えて行ったという伝説があります。
実際、将門と秀郷は茨木と栃木の対決なので、こんなとこで合戦するわけ無いのだが、なぜかこのあたりに将門伝説が多い。
右側には、通矢尾根を超える、西の入ホオバ沢林道の入口があります。
林道の入口をやり過ごして、さらに進むと、つるつる温泉の手前に平井川を渡って白岩の滝に向かう入り口が現れる。
ここまで、武蔵五日市駅から7km強くらいかな。自宅から通算で約31km。
この程度の距離、いつもならなんでも無いはずなのだが、今日は暑さでバテバテ。ここを入って、林道風の登り道を1km弱進みます。
滝の入口手前になると、未舗装路となります。
この、左側の鉄の柵のむこうに日鉄鉱業の洞窟があるらいしいのだが...
友人の話によると、このあたりは国立公園なので露天掘りが出来ず、日鉄鉱業は日の出山を内側からくり抜いたトンネルを作ってそこから石を切り出したそうです。
それが、中央高速道の敷石にもなったそうです。
夏草が生い茂ってよくわからない。
白岩の滝入り口到着。
左側の柵に近づいてもよくわからないね。
まあ、トンネルの中には高低差数キロの空洞があるそうなので、簡単に一般人が入れるようになっているわけが無いよね。アブナイから。
仕方がない、鉱山探検はあきらめて、滝へと向かいましょう。
なにげに、「熊出没注意!」となっているのが気になるが、進む。
数分も歩けば滝に到着。
滝つぼの前にちょっとした陸地と岩があるでしょ↓。あそこに降りたいんだよね。
登山系、ド素人の私にとってあそこに到着するのも結構大変で、滑って川に足を踏みいれて、「アチャー!」とか言いながらバタバタとよろけるようにようやく到着。
お〜、たしかに昨日までの大雨の影響か、いつもより多めに流れている感じ。
滝つぼ前からのショットです↓
いや〜、この場所は涼しい!何度来ても感動します。バテバテだった体もリフレッシュします。
滝の名前にもなっている、「岩」ですが、固そうな立派な岩だよね。この類の岩を日鉄鉱業は掘り出していたのかな?
あまり、人が来ないのもうれしい。大自然独り占め。まあ、今日はウィークディだし。
この後、滝つぼ前から脱出するのも、バタバタで、一時はよろけた拍子に愛用の水筒を川に流してしまって..
あ〜水筒が〜!
と思ったが、幸い、川の途中に引っかかってなんとか回収できました。
ひとりで滝の前でバタバタ状態、誰にも見られてなくて良かった...
本日の走行距離 64.8km
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コメント
なんか寂しいな~。ぜーんぶが雑草に覆われてしまったのですね。 日鉄鉱業の松尾採石所です。
http://homepage2.nifty.com/pisquen/visit/06/matso01.htm
坑内には大型ダンプが入って行きましたから、大きなトンネルでした。 父にもう一度聞きましたが、高低差数キロというのは私の記憶違い。ただこのトンネルからまずは600mの横穴を掘りそこから他方にまた横穴を掘る。一番奥までは最終的に1200m位掘ったのではないかと言ってました。それぞれの横穴からは上方向に発破をかけ天井部分を崩して行く。縦方向には120mほど掘り進んでいるとの事です。 いずれにせよあの山の中には大穴が開いているんですよ。 トンネルを出たすぐ横には砕石プラントがあって、大きなクラッシャーという機械で、坑内から運ばれた大岩をやや小ぶりな岩に砕きダンプに積み、あの細い道を走り秋多町にあった砕石所まで運び6号とか8号とか、規格の大きさにまた砕いて製品化してました。ほんと、中央高速道路の敷石にもなったんですよ。 君の最近の写真を見るとそのプラント跡も、すっかり雑草だらけになってしまったのですね。
鉱業という仕事は、掘りつくしてしまうと、おしまいになってしまうんです。
この松尾採石所が全盛の頃は、社宅が建てられ、大人も子供も沢山な訳ですが、閉山となるとその社宅も取り壊されみんな別の山に移動です。
だから僕には故郷が残ってないんです。
2才から6才まで住んだ葛生町の採石所では、なんと東武電車の葛生駅から採石所坑内まで線路引いちゃってました。蒸気機関車が1台と、特注のディーゼル機関車が2台あって、長く連結された貨物車で葛生駅まで毎日掘り出された石を運んでました。 ここの社宅ももう無いです。大人になって行ってみましたが、雑木林になってました。
涙が出ましたね。
http://www.geocities.jp/takeshi_departure/kuzuu-3.html
五日市線って、昔はその先まで線路があってね。太平洋セメントのところまで行ってたって知ってる?
投稿: sasaki | 2014年8月11日 (月) 22時32分
五日市線が大久野まで行ってたのは知ってます。
ありがとう、感動的なコメントに感謝します。
投稿: IT社長 | 2014年8月11日 (月) 22時56分