梅ノ木峠 自転車乗りが林業関係者だと思うワケ
2014年05月10日 土曜日
今年も暑くなったら、自転車で奥多摩とか山の上とかに行くつもりなわけで、今日は、そのためにも少々林道激坂に足を慣らしておこうということで、林道大入り線で梅ノ木峠に登る事にしました。
多摩サイから奥多摩街道、青梅街道と走って、軍畑大橋。
ここ渡って、吉野街道から、大入り林道に入る入口。
ここから坂を500m程登って行ったところにあるゲート。
多くの林道が、このようにゲートを設けて「林業関係者以外立ち入り禁止」となっているのですが、自転車乗りの生活の知恵というか、たいていのゲートは脇とかに自転車が入れるスペースがあって、そこから自転車を入れて走っている訳です。
これ、意識的に自転車が入れるようにしてあるように思えるのだが、自転車はあまり迷惑でないから黙認なのか、自転車乗りが林業関係者とみなされているのか(それは無いと思うが...)良いように解釈して入って走っている現実があります。
..........
実は数年前、いつもの様にこのゲートで脇から入ろうと思ったら、本物の林道関係者の軽トラが止まっていて、おじさんが2人その脇に立っていた事がありました。
仕事のためにゲートを開けて中に入りたいのだが、どうやらゲートの前に一般の車が駐車していて、それが邪魔で入れなくて困っているようだった。
「あなた、この車の人の仲間?」
「いえ、ちがいますけど」
「困ってるんだよね~、中に入れなくて」
弱ったな..さすがにサイクリングジャージ着てヘルメット被って自転車乗ってて「林業関係者です」とは言えないし。脇から入ったらさすがに怒られるかな...
と、モジモジしていると。
「あなた、中に入るの?」
「あ、その、つまり..」
「そこ、脇から入れるでしょ」
ん、あっさり認めてくれた、ラッキー!
「あ、そうですね、なるほど」
などと、すっとぼけて言いながら自転車で中に入る。
「それじゃ~さ、この先で車の人見かけたら言ってくれない?迷惑してるから車どけてくれって」
「わっかりました〜」
という訳で、颯爽と出発したのでありました。
で、出発して少々行った先のこの橋のところまで来たら、なんと、そこに迷彩服を着てマシンガンを持った5、6人の男たちがたむろしていたのであります。
こいつら、ゲリラか?
と思ったが、これはつまりサバイバルゲームというやつらしい。
「あなたがた、ゲートのとこに車置いてる人?」と聞くと
「そうだよ」
「あのね、林業の軽トラが車が邪魔で中に入れないで迷惑してるんだよね。どけてあげてくれない?車の人に会ったら、そう伝えてくれって頼まれたんだよね」
「あ、そうなの?じゃあ、どけて来ます」
OK、任務完了!
.......
昔の話はさておき、この橋の直後が実は最初の難関、最大斜度18%の激坂が来ます。
つい最近、私のクロスバイクはギアを激坂対応仕様のものに変えたので、15%超の坂も超えられるようになりました。疲れたけど。
その先を行ったところに投棄されてるこの車。
この車、私が初めてこの林道を走った頃からずっとここにある。会社の名前まで書いてあるのに、不法投棄で捕まらないのだろうか?ナンバープレートも付いてるのに。この際、ナンバーも公開しちゃいます。
...........
で、昔の話に戻りますが、ちょうどこの辺りを登っているところで、後ろから例の林業の軽トラが追いついて来たんだよね。
それで、私の自転車を追い抜きながら、窓から顔を出して
「あ〜りがとうございま〜す」
って言ってました。
問題は無事解決したらしい。
私のおかけだ!
.......
などと、当時の事を回想して満足していると....
ん?
前方に障害物発見!
ヘビが、とうせんぼしている。
君ね〜邪魔だよ。こんなとこにいたら、気が付かなくて轢いちゃうとこだったじゃない。
う?でも待てよ。最近自転車で山とか川沿いとか走ってるのこのような看板を見かけるのだが。
このヘビ、まさかマムシじゃないよね。
マムシかどうかを見きわめる簡単な方法は、ヘビの頭の形を見ることです。頭の形が三角だったらマムシです。
と、近づいて頭の形を見ると....
さんかくだ....
しかも、柄といい、マムシに間違いない...
噛まれたら、死ぬかも...
あのね..マムシ君、ちょっと横を失礼しますよ、けっして怪しいものではございませんので、おとなしくしててね...
と、自転車を押してゆっくり横を通過しようとすると、マムシ君、こちらの存在に気づいたようで、頭を動かす!
逃げろ!
自転車に飛び乗ってスタコラサッサと逃げる!
お〜危機一髪だった〜。
いやはや人生波瀾万丈、って、なんの話だったっけ?
...............
あ、そうそう、それでね、林業の軽トラは、多分こんな感じの所で作業をしていたんですよ。
で、私が横を通過したら、おじさん2人が私に手をふってくれたワケ!
その時、私はつくづく思いました。
自転車乗りは林業関係者に違いない!
これが、この話のオチであります...
..............
しかし、この林道は自転車乗りには人気の林道ですよ。
なんで、こんなに人気なの?
それもそのはず、名前が「大入り線」であります。
って、このネタ前にも書いたな...
毎度、バカバカしいネタにお付き合いいただいてありがとう御座います。
しかし、自転車乗ってバカバカしいって言ったら、武蔵五日市駅の前のこの交通標語もかなりバカバカしいよ。
「気持ちでは渡りきれない青信号」
なにがバカバカしいかって、意味が良くわかんないもん...
10%前後の坂はこの後も続く。
そろそろ、坂登るの飽きたな...と思う頃、最後の15%超の難関現る。ミラーが激坂のため斜め...
ここを超えると、4.5kmのポスト。ここまで来れば峠は目の前。
峠側のゲートに到着。峠まで4.7km標高差約400m
ここが、梅ノ木峠であります。
大入り線はこの先も全線舗装で日の出町のつるつる温泉へと下る。
つるつる温泉、到着。
この後、武蔵五日市駅経由、秋川沿いの道、多摩サイで帰って来ました。
本日の走行距離 74.0km
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