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2012年10月

尾根幹から長池公園へ

2012年10月20日 土曜日

先々週の日曜日に、狭山のカブト橋でマウンテンバイクでコケた影響で、まだ右膝と肋骨が痛い。
それでも、先週自転車で日の出町周辺を走った感じでは、思ったより自転車を漕ぐ分には影響は無いようだった。

先日、ネットで、八王子、南大沢付近に「長池公園」という面白そうな公園があるのを知ったので、今日はそこに出かける事にしました。

長池公園は、ちょうど尾根幹沿いにあるようなので、まずは多摩サイ是政橋を渡って、尾根幹を目指します。

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是政橋を渡って直進すると、尾根幹にぶつかるので、右折して尾根幹を走る。

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ここを走っていると、ローディ連中に次々抜かれるけど、まあ、おじさんはのんびり行きますよ。少々傷を負った身だしね。

しばらく走って、唐木田を超えたあたりで、多分、この道の右側あたりが、長池公園だろうと思われる地点に来たのだが、いかんせん、尾根幹という道は、交差点でも無い限り、そう簡単に道の右側に行けない。

見ると、前方に道路を横切る橋のような物が見えたので、これに乗る事にしよう。位置的に考えるとこれが長池公園へ向かう橋と思って間違い無い。

尾根幹の左から、こんな感じでぐるっと回って橋へ乗れる。

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先を行くと..この道、まるで廃道のように荒れている。

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これがトラウマというやつなのか...普段ならこの程度の荒れ具合なんでも無く通過できるのだが、なぜか道を覆っているコケを見た途端、恐くて先に進めない。

すべる...ような気がして恐いのだ。

先々週、私がコケた、狭山のカブト橋が↓です。

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この、カブト橋、前日に雨が降ったりすると、落ち葉と雨が特殊な化学反応するのか、つるんつるん状態になるのです。

なにしろ、スポーツ用のスニーカーを履いていてもまともに立ってられないようなスケートリンク状態になっておるのです。
これ、問題だよ、武蔵村山市役所の諸君、市民が怪我するよ。←わたし怪我しました。

実は、この件は去年からあった問題で、私は去年の11月13日にすでに、ここで滑ってコケております。

狭山周遊は何度も走った道だが、この現象が起きるのは秋だけだ。先々週も、「同じ轍は踏まない」と、一旦自転車から降りてから歩いてOKなのを確認してから自転車に乗ったんだよ。

しかし...橋の前半はOKだったが、途中からまたあの、魔のつるんつるん道になっていて、

「あ、マズイ、降りなきゃ!」

と、思ったうちの「あ、マズ」ぐらいの時点ですでに我がマウンテンバイクは激滑りで左方向へすっ飛んでいた。

悲しきかな、我が身体は完全に宙へ投げ出されて、右半身から思いっきりコンクリートの路面に激落下。

しばらく悶絶して動けなかったね。悶絶する間、走馬灯のように,いろんな思いが駆け巡る..

しかし、カブト橋も....そう来るとは予測出来なかった...一度ならず二度までも...いったい俺のどこにスキがあったのか..どこに判断ミスがあったのか...ただこの失敗を糧として...責務を果たすことに専念すると云う事で....辞任は一切考えておりません....←なんじゃそりゃ

いまだに、爆笑したりすると肋骨が痛いのだ。「ギャハハ!イテイテ」みたいな感じで。

このトラウマで、今日はこの道の苔が恐くて、とても自転車に乗っては進めない。奇しくも、橋である事も一致している。

降りて、自転車を押して先を進む。

と、なんだかこの道、怪しいよ。

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さらに先に進むと、さらに怪しくなる道。

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なんだか、以前、単なる都立公園である滝山城址公園へ向かう途中で遭難しかかった記憶が蘇って来た。

先に進むと、路面は良くなったが、行く道の先を這うように、すごいスピードで走り回っている小動物のようなものを発見!

この機敏な動きはただ者では無い!ひょっとして、テンとかハクビシンとかそういうやつか!

と、思ったら、知らないおじさんが走らせていたラジコンカーでした。

なんだよ、もう、びっくりしたな〜。そうでなくても気持ちが臆病になってるんだから...

で、この先どんなアドベンチャーが待ち受けているのかと思ったら...

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あれ...尾根幹に出ちゃった。

なに、この展開。オチが無いじゃん。

ようは、橋を渡って尾根幹の反対側に出たというだけって事?
で、肝心の長池公園はどこなんだろう?
まあ、この先に交差点があるから、そこを右折すればどっかに入り口があるんだろうけど...

と、とりあえず、先に進むとあっさりと入り口がありました。

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あっさり着いたね。←普通そうだろ この入り口は、その名も尾根幹線口だそうです。

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自転車で入っちゃだめ、とは書いて無いので自転車に乗って入って行くことも出来そうですが、私は写真を撮りたいので。一旦入り口付近に自転車を置いて徒歩で散策してみましょう。
中に入って、わかったのですが、さっきの道のおじさんがラジコンカーを走らせていたあたりにも、実は公園の入り口があったようです。

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さっきは、精神的余裕が無くて気がつかなかったが、その名も、よこやまの道方面口。

多摩のよこやまといえば、万葉集でうたわれた文句だけど、恐らく特に特定の場所を示す言葉では無いと思う。うちの中学の校歌の文句にも使われているんだよ。

「多摩のよこやま見晴るかす〜」from国立一中校歌

さっきの、中途半端な道が「よこやまの道」なのか?なんでも、小山田の方に向かう道らしい。

さて、この公園の形状は細長い。今私は公園の西の端に居る。ここから、東北東方面へと歩いていく。

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周りは、かつて関東周辺一面覆っていただろう武蔵野の雑木林をそのまま残す森

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途中から、この雑木林に入って行ける道もあるので、そこへとむかう。

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私は、自転車に乗って多摩地区の公園をあちこち散策しておりますが、こういう開発されずに残った雑木林に道を通すという造りの公園は八王子に多いよね。

これが、公園の名前の由来の長池です。

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泥水の池で、見た目パットしないけど、昔からある灌漑用の池と云う事なので、田んぼに水を引くなら泥水でも一向にかまわない訳であろうと思われます。

昔といっても、どれくらい歴史があるのかというと、この池に身を投げたという浄瑠璃姫の伝説が戦国時代。しかし、これは伝説なので、実際の記録を遡ると、八王子千人同心の人が書いた武蔵名勝絵図に記述があるそうで、これは江戸時代なのでそれほど古くは無いかな。

さらに、雑木林の中の道を進むと、道標が

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この、田んぼ・水車小屋、ってのが面白そうなので、行ってみます。

で、これが田んぼ。

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なんだか、ハリツケ、獄門になった人を遠目で見ているようで恐いと思いました。

しかし、私はこの近くの小山田緑地の田んぼで、

マネキンさらし首

のようなもっと恐いカカシを見たことがあるのだ。

実はうちの息子は夜中小山田緑地を自転車で走っていて不幸にも、まさに、私が見たそれを目撃して、死ぬ思いで逃げたそうです。←なんで夜中にそんなとこ走ってるんだ。

で、これが水車小屋。

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なんでも老朽化により、危険なので今は稼働していないそうです。

中を覗くと、一応稼働したら面白そうなメカはある。

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しかし、なんだか今は物置見たいになっていて風情が無いよね。

で、ちょっと戻って雑木林の中をさらに進むと、目前に池が

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結構大きな池で、これが築池。

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このあたりから公園の雰囲気が変わります。 八王子千人同心の時代の雑木林から、明治、大正時代へ...

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目の前にあるのは、長池見附橋。

明治時代の建築である、四谷にあった、四谷見附橋を移設したものだそうです。

しかし、あの雑木林からいきなりこの風景というのは、頭の切り替えが追いつかないな。

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なお、橋のたもとにある瀟洒な建物。いやに風景にマッチしてるよね。これも四谷から拝借してきたものなのかと思って行ってみると、そうではなくて、民間の結婚式場でした。

なかなか、ナイスな立地だよね。

四谷から移設の際、あまった部位も展示されている。

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しかし、こっち側の公園の雰囲気は同じ長池公園でもまるで違う、ちょっとおしゃれな公園の雰囲気。

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いや〜、私は「公園としての統一したコンセプトが感じられない」などというような野暮な事は言いませんよ。

公園としてまとまった土地がラッキーにも入手できたとして、それに対して二つの企画をその一つの土地で実現させたという事なのかと思います。

勝手ながら、二つの公園が隣接していると考えた方が理解しやすいのだ。

本日の走行距離 47.9km

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遅れてきたヒッピーたちと金子マリ

2012年09月30日 日曜日

今日は自転車ネタでも野球ネタでもない。しかも、ITネタでもない。
久しぶりに音楽ネタであります。

地元、国立のライブハウス「地球屋」に、カミさんと「金子マリ」を聞きに出かけました。

金子マリ

70年代から活躍するシンガーで、日本のジャニス・ジョプリンと言われた人。

なかなか、チャーミングな声のシンガーで、彼女のCDは入手できるものはすべて持っています。

たとえば、こんなやつとか↓

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上のアルバムは80年代のやつだからね。まだ若いよね。

私もアマチュアとはいえ、一応シンガーで、今日の店「地球屋」にも実は何度か出演した事があるのだよ。

そんな、小さな店になかなかの大ものがやって来るというので、この台風の中を出かけたのであります。

店の入り口は、狭い階段を降りた先にある。

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この階段を降りる度に思い出すことがあって...

随分と前の事だけど、ウィークディのある日に音楽仲間から電話が掛かってきた。
彼は私より10歳も上のおじさんなんだけど、「今夜、国立地球屋がセッションデーなので来い」と言っている。
セッションデーというのは、飛び入り専門の日でその場に居る誰がステージに上がっても良い日。
たまたま、仕事が早く上がったので、その夜、この階段を降りて店に入ろうとすると、店員の知らないお兄ちゃんに止められた。

「この店、初めてですか?」

「え?、いや、初めてじゃないですけど。」

どうやら、このお兄ちゃん、私がスーツ姿なので、どっかのサラリーマンが店を間違えて来たと思っているらしい。

そう思うのも無理は無い、この店のお客ときたら、ロクな風貌のやつは居ない(失礼)
結構、私より先輩の方々も沢山いるのだが、未だにサンフランシスコ・フラワームーブメントみたいな雰囲気の連中ばかり。

これぞ、中央線、アンダーグラウンドカルチャーだ..

私を誘った、おじさんに言わせると、彼らは「遅れてきたヒッピー」だという。

弱ったな、中にいれてくれないよ..と困っていたら、奥から、ママの「エルさん」が私を見つけて、「あら、いらっしゃい!」てな事で、ようやく入れてもらえた。

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しかし、この一件は私には少なからずショックだった。
当然、自分はこの店のドアの向こう側の人間だと思っていたのに、少なくとも風貌だけからいくとそれを認めてもらえなかった訳だからね。

その後、私は大手の会社を辞めて今の小さな会社に移った事もあって、見た目にも自分の地を自由に出すべきではないかと思って、少々ヒゲなんぞを生やす事にしたんだよね。

さて、今日は台風だし、あんまり客は居ないだろうと思ってドアを押すと、意外に席が埋まっている。

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エルさんに挨拶して、ビールをグラスに注いでもらって、さて、どこか座れそうなところは無いかなと見てみると、後ろの方にスペースを発見。横には、私より先輩と思われる少々派手なおばさん。

「あ、ここいいですか?」「どうぞ、どうぞ」

といった感じで座る。
派手なおばさんの向かいには、ミッキー・カーチスのようなじいさんが座っている。

これぞ、「遅れてきたヒッピーたち」の典型だね。

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カミさんを、「こっちこっち」と呼ぶと、カミさんはテキーラかなんかを持ってやって来た。酒強いよな。

こんな小さい店に「日本のジャニス、金子マリ」がやって来るっていうのはどういう事なんだろう。

実は、エルさんが金子マリ様と友達で、その縁で時々やって来るらしい。

私は、この店に出演した事があるので、裏の構造まで知っているのだが、この店には楽屋と呼べるようなところは無い。

金子マリは、今どこに控えているのだろう?以前この店で見た時は、ステージ横の倉庫の中から登場したけど、あそこも狭くて大変だしね..

カミさんが私の前に向かうかたちで座ったのだが、それだと、ステージが見にくいよね。
ちょっと、あの派手なおばさんにちょっと詰めてもらえれば、こっち側に座れるな。

「あ、すいません、いいですか?」なんて感じで、隣のおばさんのお尻にくっつきそうなとこまで詰めて、カミさんに「こっちの方が良く見えるよ」と誘う。

しかし、何故かカミさんはひどく恐縮してこっちに来ない。

なんで、そんなに遠慮しているんだろう?と、思った瞬間だった。

私は、非常に大きな勘違いをしている事に気づいた!

それは、「ひょっとしたら..」というような曖昧な物ではなく、メーターの針が0からいきなり100に振れるように、一瞬にして「勘違いしていた」事を確信したのであった。

私のとなりに座っている、今、お尻がくっつきそうな程近くに居る派手なおばさん...

彼女が、

日本のジャニス・ジョプリン「金子マリ」

その人だ!

「どひゃ〜!」

と、声に出さずに心の中で叫びました。

う〜ん。今、私は向かいのカミさんの方を向いていてるのだが、恐くて、おばさん、じゃない、金子マリさんの方を向けない。

しかし、こうなったら得意の開き直り作戦しかない。

「はじめっから、知っての事だよ〜」てな振りで行くしかない。

て事は、横に居たミッキー・カーチスが今日の共演者、ギターの岩田浩史って事だ。

後から聞いた話だが、カミさんは堂々と金子マリの隣に座る我が旦那に

「すごい度胸だわ!」

と思っていたそうです。

途端に緊張している私の横からカミさんが一言

「台風で電車とか大丈夫でした?」

「えー、大丈夫でしたよ」

カミさん、エライ! 場を和ませる一言。

そろそろ、出番ということで、マリさんが、私の横から私の真ん前の席に移った。

ここで、勇気を持って一言お願い

「あの、写真を撮っても良いですか」

「あ〜どうぞ、良いですよ」

で、目の前の彼女を一枚。

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いや〜、ステージ始まる前から、計らずもすごい展開でした。←あんたが勘違いしただけだろ!

さて、ステージの方は、岩田浩史先生のギターの伴奏で素晴らしかった。

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途中、パントマイムの「北京一」師匠もボーカルに参加して楽しい。ステージでした。

最近は彼女は、アメリカのゴスペルやブルースを日本語で歌っているようで、私もシンガーとして非常に参考になりました。

ステージを降りてきた、北京一師匠が私の前に座ったので

「あの、ゴスペルソングの日本語訳の歌詞っていうのは誰が作っているのですか?」

と聞くと、どうやら、有山じゅんじ氏が訳詞を作っているものらしいというのがわかりました。

以前に、下北沢で上田正樹+有山じゅんじのDuoを見た時もそういうのをやっていたもんね。

今後、私も自分で訳詞を書いて歌ってみようかと思っております。

本日の走行距離 0km

金子マリ様

粋な歌をありがとう。

ご無礼をお許しください...

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